きりんの散歩

趣味は美術館めぐり。生息地は福岡。遠くまで行くこともあります。アイコンは我が家のモネちゃん。twitter:@kirin11_04

こっちむいて@大分

 

帰省が下手すぎるといつも感じる。乗るのは出来るけど降りるのが疎かになっていて、気付くと乗り過ごすことが多い。今回は乗り過ごしたと思って母に電話したら、全然そんなことなくてひと駅前だった。私は地元の風景さえも忘れてしまったらしい。宇佐のハリウッドをパクってUSAの看板立ててる山が無いなーと思ってはいたけど、そりゃ無くて当たり前だったのだ。

今回は予定なく帰省したので、とりあえずopam(大分県立美術館)に行くと、今は『ムーミン展 THE ART AND THE STOR』をしていた。オープンとともに入ると20人ほど並んでいた。こういうときは入り口が混むのでサクッと最後まで行って逆走するという巡り方をする。ぐるっと回ってみたときに展示室の壁をジグザグに作ることで動線を長くして、各壁の切り返しゾーンに監視員さんがいるという空間作りは、まるで突き当たりごとにトレーナーがいるポケモンジムのよう。どの壁にもずっとムーミンたちがいて、なかには作者が実際にムーミンを描いてる動画があって、手と尻尾は同じジグザグ感だったのか!と驚いた。というか尻尾あったんだね!とも驚く。すごく簡単に描いていたので真似しやすそう。イメージとしてはキャラクター人気でいうと音声ガイドにもなってるスナフキンがもっといるかと思ったら、なかはムーミン以外の絵が少なくムーミンオンリーイベントだった。終盤に浮世絵とシーンを見比べようコーナーがあって、大はしあたけの夕立や神奈川沖浪裏とか超絶有名浮世絵が!意外と初見。各媒体で見過ぎている作品なので、親近感ありすぎるけどもしかして初めてましてですかね?みたいな初めてのオフ会っぽい挨拶を心の中でしてしまった。最後にはしっかりしたグッズコーナーもあって、マスキングテープ集めに勤しんでしまった。今回の好きな作品はムーミンが上半身だけ寝そべってるやつと、ムーミンパパが水に浸かってジト目になってるやつ。あと面白かったのはムーミンが初めて演劇化したときの舞台写真。ムーミンの着ぐるみまで分かるけど、何故に顔をくり抜いて顔面だけ人間味出してきたのか!?と衝撃的な写真だった。絶対に3度見しちゃう。


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追伸

パン屋さん好きなので大分フォーラス跡地のオーパにパン屋さん発見してテンション上がった。最近流行りのチョコチップどんだけ入れるん?みたいなパン美味しい。

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妹にバンバラ切りされた天使。