きりんの散歩

趣味は美術館めぐり。生息地は福岡。遠くまで行くこともあります。アイコンは我が家のモネちゃん。twitter:@kirin11_04

めぐるむすぶ@大阪京都

2022.02.10 @福岡→大阪

福岡空港21:00→関西空港22:10

○ごはん

朝なし、昼コンビニ、夜コンビニ

○宿

Hotel Morning Box Osaka Shinsaibashi


1日目は前乗り。せいいっぱいまで遊ぶにはまず定時ダッシュすることからはじまる。荷造りと家を数日空けるための洗濯と洗い物を片付ける。本当は前の日にある程度しとけば楽なんだろうけど、家事が苦手なのでつい溜めてしまい飛行機の1時間半前に家を出る。ギリギリになってしまったがここは福岡市の最大の良いところとして空港の近さが活きてくる。なんとか間に合って、やはり荷物はリュックひとつ分の手荷物預けなしがベストだなと思いながらなんとか30分前に搭乗口に着いた。

あっという間に着いた!関空はじめてきた。人の流れにそって歩くと駅があって助かる。初見で迷子になりやすいのでひと安心。また電車でひと眠りしていたら目的地だった。不思議なことに知らない土地でも何となく目覚めると降りるところだったという現象は起きるもので。途中商店街を横切ったら単車がど真ん中を駆け抜けていって、あぁ大阪らしいものが見れたと思った。この感覚はどこから来るイメージなのかよく分からないけどちょっと感動した。そのあとはホストクラブの通りだったようで、そんなような見た目のひとが多いしキャッチばかりで道選び失敗した感ある。ベストな断り方難しい…。ホテル前にスーパーがあったので夕飯を買う。ホテルは大浴場があるというのでここにしたが大正解だった!ほかほかのなかで酎ハイを飲むのがとてつもなく良い。

 


2022.02.11 @大阪

○『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワールゴッホ、ゴーガン』あべのハルカス美術館

○『Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―』大阪中之島美術館

○『感覚の領域 今、「経験する」ということ』・『コレクション2:つなぐいのち』国立国際美術館

○北林みなみ 個展『 ぼくたちのゆたか 』NEW PURE+


○ごはん

朝ランチパック、夜ドミノピザ、コンビニ

○宿

Hotel Morning Box Osaka Shinsaibashi


三菱一号館美術館からの印象派の展示はいつも大好きだけど、東京展が行けなかったので大阪展へ。前評判ではレッサーユリィが圧倒的人気を得ている様子で、わたしも写真だけみてもめちゃくちゃ好きそうで楽しみだった。券は時間指定じゃなかったので絶対混むじゃん?と開館40分前くらいに行ったけど券ありなし含めて2人目くらいだった。券なしも余裕の1番で、あれもしや混まない???という予想がここで立つ。そして本当に混まなかったんだけど、空間が広いので展示スペースに余裕があり写真撮影スポット多くてもスムーズだった。もちろんのこと開いてすぐにレッサーユリィへ向かっていくと完全なる優勝!ほんとに良い!!!モネとか他にも色々好きな絵はあったけど、これが1番心を射抜かれた。

朝イチでイチゴのショートケーキのイチゴを食べたような気分で大阪中之島美術館へ。膨大な数のコレクション展。2月2日オープニングということもあり色んな客層がきてて観客が多かった。ただただ広くて疲れたのか最後の方はダレてて人がまばらになっていったので、最後になるほど見やすくなった。あとでギャラリーのひとと話したんだけど、最初に重厚な作品と最後にポスターや家具だと順番的に疲れやすくなる気がした。構想40年の間に阪神淡路大震災や構想室で何度も企画展が行われたワケだが、あまり構想についてベースからしっかり語られることなく初見に対しての説明がもうちょっとあってよかったかな。新人なのか中堅なのか、作品だけでなく役割としての立ち位置や厚みも欲しかったーーー!

ショートケーキのイチゴを食べたあとに濃厚なザッハトルテを齧ったような気持ちで真隣の国立国際美術館へ。企画展『感覚の領域 今、「経験する」ということ』は飯川雄大、伊庭靖子、今村源、大岩オスカール、中原浩大、名和晃平、藤原康博の展示。特に飯川さん好きなので玄関前のリュックを発見して「コレよ!コレ!!!」とテンション上がる。リュックをぐるぐる回すやつも空間変化のギミックもとても良かった。これぞ美術館という箱物で行う意味と行く意味があるってやつだ。グッズも小林さんという巨大なショッキングピンク色のネコがいっぱいあって同じピンク小林さんアクキーをまた買ってしまった。あと名和さんも好きなんだけど、展示室が四角くなってる意図は1周ぐるっと回るとわかった。わたしは行ったり来たり普通の展示室でもするけどココは5周くらいグルングルンして作品の関連性を確認するのが楽しかった。中原浩大はわたしの中でダークホースで、作品であるとっっつても大きな本を職員さんと観客が捲っていく。最初は入っちゃ行けないところかと思って引き返そうとしてしまったところを、職員さんに作品と言われてホッとして鑑賞。最初のひとは数ページで途中離脱した。次のひとはわたしと譲り合いみたいになったけどわたしは最後まで捲られるのを鑑賞したくて、そのひとは最後まで捲ることを体験したかったので丁度よかった。途方もなくページ数があって、最初は息が合わなかった捲り手と職員さんだったけど段々と上手に捲れるように作業化してきた。アイコンタクトや声掛け、相手のスピード感など言語、非言語的コミュニケーションを捲るという動作のなかで生み出していたようにみえた。また周りの観客はすぐに去っていくひとばかりだったけど、興味ありそうだったりわたしみたいにビックリして帰ったりと第三者だからこそ周りの反応がわかりやすかった。また捲り手たちを最初から鑑賞していたわたし自身も、最初は本の描いている内容に意味を見出そうとしたけど挫折して、次に捲り手と職員さん次々と現れる鑑賞者たちの行動に気がついたり、またわたし自身の捉え方へといろいろと関心が移っていって、ただ立ってみてるだけなのにかなりの心境の変化があって面白かった。コレクション展はボルタンスキーがひとつだけだったけどかなりボルタンスキーで流石ボルタンスキーだった。3.11から10年ということもあり阪神淡路大震災の写真があった。ここで大阪中之島美術館の40年に大きな節目があったとハッとした。そしてそれなのにキャプションになかったのは何でだろうかと、とても残念な気持ちにもなった。なんか数でしかなくて質が薄いのもったいない。出入り口に向かう階段にて飯川さんのワイヤーを発見した。帰り道に分かっちゃったけど、初めからこんなところに作品があったのかと天を見つめたけど動きはなかった。

ショートケーキのイチゴを朝から食べたあとに濃厚なザッハトルテを齧り胸焼けと満足さを大福で慰めようとしたら喉につっかかったような気持ちでギャラリーへ。北林さんは妹がZINE買ってとおつかいを頼んできたので向かった。閉店するギリギリに滑り込む。初日ということもあり潤沢な在庫のおかげでお目当ては買えた。パッとみただけで妹が好きそうな線の描き方と色合い。久々に妹のおすすめがめっちゃくっちゃわたしにもぶっ刺さった。美しく暖かみのある色のインパクトと、目のいくプールや水辺をもちいた主となる人物と外界との距離感がテーマな作風が印象に残る。コレを家に置くとしたら…とすぐに頭にイメージが浮かぶ=ほしくなった。人物の使い方が良かった。ほんとは欲しかったけど転職するので絵はしばらくグッっつと我慢だ、わたしよ。でもやっぱ欲しくて作品リストメール問い合わせしちゃう。欲しかった陶器は売れていた。


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2022.02.12 @大阪→京都

○『蓮華王院 三十三間堂』大吉

○『金刀比羅宮』大吉

○『八坂神社』末吉

○mamoru『おそらくこれは展示ではない(としたら、何だ?)』京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)

○『遠侍(とおざむらい)〉虎の間の障壁画 ~御殿を護(まも)る竹林の王者~』元離宮二条城 二条城障壁画 展示収蔵館

雑貨屋『ウサギノネドコ京都店』

○『KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション』・『2021年度京都市立芸術大学作品展』京都市京セラ美術館

○名品ギャラリー(平常展示)『特集展示 新収品展』・新春特集展示『寅づくし─干支を愛でる─』・特集展示『後期古墳の実像 ─播磨の首長墓・西宮山古墳─』京都国立博物館


○ごはん

朝マック、夜コンビニ

○宿

ゲストハウス雅順


今までそんなにおみくじにこだわりもやる気も起きなかったけど、初詣の宇佐神宮で大吉を引いてからチャンスがあれば引きたいと思ってた。単純で欲張りな人間すぎるので、そうだ京都の思い出におみくじ巡りしよう!ほんとはそんなに行きたい展示が多くあるワケじゃなかったけど、朝早く起きたのは8時から観光できるこの土地を最大に楽しむためであって。最初の三十三間堂金比羅さんで大吉引いちゃったもんだから、八坂神社からは見るの怖くて家に帰るまで開封出来なかった。その勘は当たってたので確認前に何となく宝くじ買ったから当たんないかなーとまた単純に考えている。

三十三間堂は仏像の物量で勝負かと思いきや質も素晴らしくて、細部まで作り込まれた身体、一部だとしても目を惹く色彩、なんといっても朝日に光り輝く玉眼ははじめてみた。うるうるとしてるくらいにキラッとどの仏像もしてて当時のひとはこんなにも完成度の高い仏像を目の前にしてどんなふうに存在感を享受したんだろ。裏の長い廊下は通し矢をしていた記録が置いてて1番のひとは1万本中8千本通すって、どのくらい筋肉痛に見舞われたのか怖いくらいだった。

金比羅さんは石をお願いしながらくぐることが出来ると現場で知ったので、お札に願いごとを書いて縁切りと縁結びを心で唱えながらやってみた。結局は自分の行動と意思による結果なんだろうけど、運要素については神でも仏でも助けてほしいのは昔から変わらないことだったりするのかな。ずっと同じとは贅沢いわないけどこのままで居たいなと感じる場所や人をもう見つけちゃってるなんてあの時のわたしは信じないだろうと、京都では何回も考えてしまうね。

『おそらくこれは展示ではない(としたら、何だ?)』はとても良かった。いろんな媒体(棚、古い手本本、ステンドグラス、机とソファ、MacBook、プロジェクター、手書きの記録、飛行機模型、プラスチック版など)の展示物は、大学の前身時代から使われていた絵の手本本から派生されたイメージから成り立っている。一見するとバラバラの世界観と脈絡の追いにくい手書きのレポートは読んでも飲み込めそうで飲み込めない内容で、おそらく展示でなくじゃあアーカイブ?でも展示なのは展示?え、レポートに書いてるし?古い記憶と現在の考察をななめ読みするしかないけど、よくわからないけど理解はできなくても体験はできるってことで全くその通りだ!ととりあえず腑に落ちて1階も2階も楽しかった。

二条城が目の前だったので鶯張の廊下を修学旅行ぶりに歩きたくて寄ったら、え?こんなわたし好みのドストライクな金箔の障壁画と釘隠しの金細工、そこかしこに透かし彫りを忘れてしまってたの…わたし???記憶には鶯どころかヒヨコの大群としてぴよぴよしてた廊下の足音しか残ってなかったので興味のなかったころのわたしよ、もうちょっと脳細胞活性化させといてほしかったなって振り返ると、そういえばあれは不登校真っ最中に部屋から這い出て行った集団行動だった。そういえばほぼ修学旅行の記憶がなくてプツプツとしかカケラを持ち得てなかったんだ。いまこんなにも二条城楽しんでるのも予想より長く生きてるからで、予想より自分で生きていけてるから出来てるのであって。未来ってあるんだなって思った。

ウサギノネドコのsola cubeシリーズ可愛くてずっと欲しかったのを、去年やっと京セラ美術館で発見して思わず買ってしまった振りの今回の京都旅行ということで暇だし近いし行ってみた。サクラと並べるととびきり可愛くなるという確信のもと、タンポポもやっぱいいんだけどデルフィニウムもほんと可愛くて買った。

京セラ美術館は国際アートコンペをなんとなしに観に行った。金子未弥 × 有限会社丸重の作品はテーマが好きだった。都市の修復された部分をクローズアップして、今はもうない傷たちを数値として表示するとかカッコよすぎる。 三木麻郁 × 国立病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究は人工呼吸器がモチーフ。仕事で装着患者受け入れしてるからなんか胸に突き刺さって抜けなかった。作品は楽器になってるけど、独特の一定のリズムで酸素が送り込まれる掠れたあの音が病棟にいるような感覚にさせる。芸大の展示はみんなインスタのQRコードとかキャプションにしてて時代を感じた。作者にアクセスし易くて良い。ここに来たのは2回目だけど、美術館の要であるコレクション展を未だに観れてないのもっと時間があれば次こそは行きたいけど!ここは京都の定宿にしたい犬のいるゲストハウスから頭使わずに通える距離なのでまた来るぞ。あとタヒさんの詩のポスターカードが何個もあって持ってないのばかりで不可抗力で集めるしかなくって、ここのミュージアムショップはわたしの趣味と気が合うのは罪だった。

で!この日のメインディッシュはキョーハク。これで日本に4つある国立博物館を制覇した。はじめてトーハク行ったときに京都と奈良は行くことあるんか?と疑問だったけど、やっぱりいつかは全部まわってみたかったのでゆるゆるな夢で5年くらいかかったけど、来ただけでとてもとてもとても満足。展示内容も広さも見やすさも良くて、特にトラりんを本場でみれたし、貝合わせの展示室が美しすぎてこんな繊細な遊びしてた昔のひとの精神力とか気になったし、なによりも仏像四天王の多聞天好きなわたしには1階の仏像コーナーヤバすぎたし、京都ミュージアム3ヶ所巡りスタンプラリー台の制覇も果たしたし後日郵送しなきゃだ。

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2022.02.13@京都→神戸→大阪→福岡

○『平安神宮』凶

○『蹴上インクライン

○『伏見稲荷大社』大吉

○『建仁寺正伝永源院(第56回「京の冬の旅」特別公開)』建仁寺正伝永源院

○『大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語』神戸市立博物館

○『Study:大阪関西国際芸術祭』船場エクセルビル新大阪発20:27→博多着23:46 ひかり593号


○ごはん

朝ゲストハウス店主、昼ちょっとパンルナール、えびす町のジェラート、クロワッサンたい焼き野菜カレー味、パペロニピザ、明日への活力551肉まん、海老しゅうまい、りくろーおじさんのチーズケーキ


ゲストハウスは犬がいるのと朝ごはん付きなのがわたしの心を掴んで離さなくて、今回もたっぷり魅力を堪能した。8時に犬の散歩があちらこちらで行われるなかで平安神宮へ向かう。みかんの木が小屋で囲われててなんか可愛かった。

前の日にわたしと同じように修学旅行振りの京都ですって中年男性がおすすめしてたtheインスタ映えの蹴上インクラインへ。確かにこれは写真を撮りたくなる。ポートレート大好きだけど誰も撮るひとがいなくなって直したままの一眼レフ出してあげたいなって思うような、ポートレート向きのロケーションだった。こういうのみると友人と旅行に憧れを感じちゃう。また友人と旅行する場面って来るのだろうか?

まだ朝早いんだからそんなに人居ないだろうと伏見稲荷へ。確かに人はそこそこで歩きやすかったけど、思ったよりもちゃんとした山だった。3分の1くらい登って、あぁこれ帰って来れんくなるやつ!と朝からHP削られ具合を慎重に判断して引き返した。駅までに行きに気になってたパン屋さんに寄ったら可愛らしい店内でココナッツのトッピングされたパンなど買った(美味しかった)。ひとつ100円だったのとご主人が優しくてまた行きたいなーと思う。

ゲストハウスのご主人にオススメされて予約した建仁寺へ。何が特別展示されてるのかイマイチ理解しないまま向かったところ、もうとっっつつつても大好きな金箔の障壁画だった。二条城より近いからよく見える!そして案内のスタッフさんがいて誰が描いたとか、どう建仁寺と所縁があるとか、テーマはこれだとか教えてもらった。二条城行ってきたんですよーって観光客アピールしたら、まさかの二条城の松鷹図を描いた狩野山楽の作品だった。昨日遠目からレプリカをみて感動した襖絵が、オリジナルでこんな近くでみれていいのか…。畳に座って右から中央、左へ向かって鑑賞していく。金具は二条城に比べちゃうと精巧さには欠けるけど繊細であって、池もある日本庭園、有楽斎の如庵の復元茶席、有楽斎と所縁ある武野紹鷗供養塔、鷺と蓮を中心としたモチーフとの調和がこころを落ち着かせる空間がしっかりと作り込まれててずっと畳でゴロゴロしたかった。

ミイラは科博で行きたかったけど全然チケット取れなかったから諦めて兵庫展へ。ギュギュッと有る空間に詰め込まれたミイラたちという感覚が否めず、すぐに出てしまった。ごめんミイラ!良かったのは電子チケットを紙でちゃんと渡してくれること、ミイラを傷付けずに中身が詳細に分かる展示内容だったこと、写真撮れるコーナーがあったこと、案内のスタッフさんが要所要所にいたこととか。駅から行きに見かけた安いピザ屋に惹かれて寄ったら大変美味しくて、目の前のベンチで食べてたらみんなわたしをチラ見してから吸い寄せられていたのが商売上手だった。

芸術祭ってはじめていった大地の芸術祭の自由さと自然さのわくわく感がインプリンティングされてるので、大体どれも大好き。最終日だったのと時間なかったのでサクサクとみてしまった。落合陽一がみたくて行ったけどやっぱり落合陽一は落合陽一で、ずっとずっとあの空間に閉じ込められたら異世界転生できそうな作品たちが素晴らしかった。あんな色合いのグラデーションと複雑なレイヤー、なめらかな動きのある画面は好みすぎた。釜ヶ崎芸術大学の展示は外から見ても独特で、窓にも天井にも部屋すべての面に作品と習字が貼ってて1歩でも足を踏み入れるとこの世界観に取り込まれざるを得ないみたいで、それに雨で足元が濡れてて段ボールとか踏むのはと戸惑っていたら明日撤収するからと入れてもらった。よしえさん(人形)と写真撮ったり習字したり楽しかった。スタッフさんの雰囲気が福祉っぽさ溢れてて安心感があった。バナナの生えてくる庭のあるゲストハウス泊まってみたいな。

新大阪駅へ向かう。前来たときに551並んでたら時間が迫ってきて焦った反省をいかして、早めに列に並んだ。チルド専用の店にも並ばないように注意して、ホカホカの肉まんを食べるのだと強い信念をもってホームでひとつ食べた。新幹線のなかでこの長い旅の記録の書き出しに着手する予定だったけど、いつの間にか寝てて博多に帰り着いていた。

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追伸 3泊4日の旅のまとめしてたら、もう3日かかっている。思い返すたびに新鮮な気持ちがでてきて、何度味わっても飽きない人生のキャラメルにまた出逢えた。リフレインする脳内のイメージが去年の夏に来た大阪・京都とはかなり違ってきてた。

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